髪を切りたいって思う時って
どんな時でしょうか？
1番多いのが
「伸びたから切りたい」
「毛先が傷んでいるから切りたい」と
長さを切りたい時ではないでしょうか？
その次に多いのが、
「量を減らしたい」
「髪を梳いて欲しい」と
毛量を調節したい時ですよね。
日本人は元々毛量が多く、
海外などに比べ「梳く」という
技術がカットで多く使われます。
美容室で梳いて貰った経験が
無い方はほとんどいないのでは？
髪が多くて毛量が減ると、
乾かすのが楽になったり、
その時のお手入れがしやすくなるという
メリットがありますが、
デメリットもあるんですよね。
美容室での当たり前、
簡単にできそうな技術にこそ、
あなたが何をしても
周りから髪が綺麗と思われない
落とし穴があったりするんですよ。
本日のお客様
ブログからご来店頂きましたお客様です。
今流行りのグラデーションカラーで
カラーを楽しんでおられ、
ヘアケアに関してとてもお詳しく
美意識の高いお客様です。
僕自身がヘアケアやダメージ毛に
特化したお仕事を
させて頂いているので、
髪のダメージのご相談かなと
思ったのですが、
実は「カット」でのご相談でした。
一見、髪も巻かれたりされているので
分からないのですが、
髪の中を開けてみると、
↓↓
真ん中の部分が
かなり梳かれちゃっていますね。
前に美容室に行ったときに
長さをかなり切ったので重く見え、
担当の美容師さんが
「多いから梳きますね」と言って
量を減らしたそうですが、
減らし過ぎた真ん中の部分の
厚みがなくなり、髪の力が弱くなり、
「梳きによる癖」が
出てしまうように。
そうすると、普段下ろしてても
まとまらなかったり、
量は少ないのに、梳きによる癖により
中の短い髪が収まらず膨らみ
量が多く感じてしまうんですよね。
そして、
髪がパサついて見える事も。
でも、
実はこれって美容室で
良くある事なんですよ。
「またこの梳き方かぁ」と
僕自身つくづく感じます。
カットの修正はどうしても
時間がかかってしまうので
徐々に修正していくしかないんですよね。
なので、
今回はカットと
カラーのリタッチのみの施術です。
仕上がり
ブロー無しの乾かしただけの仕上がりです。
↓↓
後ろ姿を見ると分かりやすいのですが、
上の部分と真ん中の部分では
どちらが綺麗に見えますか？
もちろん上の部分ですよね。
これはダメージが少ない
という事もありますが、
梳かれてる、梳かれていないで
見え方が大きく変わってきます。
この上の部分が全体になった時には
艶のあるとても綺麗な髪に
見えるのですが、
髪は1ヶ月に約1センチしか伸びないので
かなり時間がかかってしまいます。
量が多いから見えない部分を梳き
その時は「軽くなった」
「すっきりした」と思われるのですが、
少し日が経つと、「もう重たく感じる」
「まとまりにくい」
「なんかパサつく」という
経験はありませんか？
それは今行っている美容室の
美容師さんの「梳く技術」に
問題があるんですよ。
決して梳く事が悪では無く、
梳き方がとても大切です。
どんなにヘアケアを頑張っていても
梳き方によって、
髪が綺麗に見えることはありません。
美容室での当たり前のことが
あなたの3年後、5年後の
髪の状態に大きく影響してきますよ。
髪は綺麗であればある程
若々しい印象を与えます。
もし少しでも不安に思うなら
お友達同士やご家族の方に、
後ろ髪の中の状態を
写真で撮ってもらって見て下さい。
そうすると今の状態が
すごく分かりやすいと思いますよ。
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