「酸性だから傷まない」
そんな話を美容室で
聞いたことはありませんか?
酸性と聞くと何?
と思われると思いますが、
例えば「ヘアマニキュア」や
「酸性ストレート」
最近では「酸熱トリートメント」
などが美容室のメニューに
あったりします。
そのもの自体での髪への負担が
少ないのは確か。
しかし、
その裏側にはデメリットも
備えていたりするんですよね。
ヘアマニキュアなら薬剤自体での
ダメージが少ない代わりに
コーティングによって髪を弱くしてしまう。
酸性ストレートは薬剤の負担は少ないが
アイロンでの熱などによる物理的パワーの
負担が大きくかかってしまう。
酸熱トリートメントも
何回も繰り返すと
髪に大きな負担がかかってしまう。
結局メリット、デメリットがあり
傷まない施術など存在しないんですよね。
要は使い方。
どんなものでも使い方を
間違ってしまうと髪は
とんでもないことになってしまうのです。
その代表的な失敗が
「酸性ストレート」
「従来のアルカリ剤を使う
縮毛矯正よりダメージが少ない」
「傷まない縮毛矯正」
などと神話のような話から
一昔前にブームになり、
デメリットも生じる事から
その失敗はかなり減ってはいますが
まだまだ少なくはありません。
今日は酸性ストレートで
髪が傷みきってしまった
お客様の髪質改善です。
本日のお客様
ブログからご来店頂きましたお客様です。
先日、他店で縮毛矯正をされましたが
髪が大変な状態に。
↓↓
縮毛矯正したのに癖も伸びてなければ
毛先がチリチリに。
ゆわば「ビビリ毛」という状態です。
担当の美容師さんから
「傷みが少ない酸性ストレートを
させて頂きますね」
と言われ、されたそうですが
傷みなど通り越して
どうしようもない状態ですよね。
僕自身も怒りすら覚える程の
お客様の状態。
お客様曰く、酸性ストレートは初めてで
1液を流して乾かした時から
もう髪がチリついていたそうで、
アイロン時もとても強い力で引っ張られ、
とても雑なアイロンだったそうです。
縮毛矯正って大きく分けると
2つあるのですが、
アルカリ性の薬剤を使う縮毛矯正と
酸性の薬剤を使う縮毛矯正。
縮毛矯正は
「 薬剤のパワー+アイロンのパワー」を使い
「癖を伸ばす」という事なのですが、
アルカリ縮毛矯正は薬剤のパワーを強くし、
アイロンのパワーを弱くして行う方法。
酸性縮毛矯正は薬剤のパワーを少なくし、
アイロンのパワーを強くして行う方法。
なので、
バランスが大事という事で
どちらが傷む、傷まないでは
無いんですよね。
今回の件につきましては、
1液を流して乾かした時点から
チリついていたという事から、
酸性と言いながら、
酸性ではなく中性の薬剤
だったのでは?と考えられます。
なぜなら、
酸性の薬剤だけだと
髪がチリつくことは珍しいですしね。
それに加え、
むやみやたらの力でのアイロン操作。
薬剤のパワーも強く、
アイロンでのパワーも強くすると
バランスが崩壊し髪は大ダメージ。
その結果、扱えない程の状態に
なってしまうんですよ。
そんなダメージから
改善していく方法として
「グリオキシル酸」による髪質改善。
髪の内部を架橋する事により
ダメージによる広がりや
パサつきを落ち着かせる方法です。
同じ酸は酸でも使い方によって
大きく結果が変わるんですよね。
仕上がり
これからヘアケアをしていく
必要もありますし、
完璧にチリつきが
収まる訳ではありませんが
自分で扱えるようになったとは思います。
中のチリつきが強かった部分も
大分収まってくれました。
↓↓
カットの方も少し修正しましたが、
本当になりたかったのはこの髪型ですよね。
アルカリも酸性もどちらも使って
僕も縮毛矯正をやりますが、
どっちが良いとかではないんです。
どちらの良さも悪さも理解した上で
お客様の髪に何が1番適しているのかを
判断する事が重要で、
結果、お客様の髪が綺麗になる事が1番。
「傷まない施術はありません」
間違った言葉や情報を判断を
するのは難しいと思いますが
縮毛矯正は信頼できる美容師さんに
してもらう事が1番ですよ。
もし、何かお困りの事がありましたら
僕にもご相談下さいね。
縮毛矯正 お客様実例
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